車のサブスクおすすめする人しない人を元自動車会社員が解説！

こんにちは、元自動車会社員の 音花 （ おとか ） です。

当ブログでは、元自動車会社員の知識と経験を生かして、お得に車に乗る方法を解説しています。

どんなサービスにも、それにフィットする人としない人がいます。

なので、どんな人に車のサブスクがフィットするのか？知りたいですよね。

特に、「どうせサブスクって高くつくんでしょ？」と諦めている方に知って欲しい点を解説しています。

是非ご参考してみてくださいね！

車のサブスクをおすすめする人

まず、車のサブスクがおすすめな人から解説します。

大きく分けて、以下の３つのタイプの人には、車のサブスクはおすすめです！

車をローンで買う前提の人

車って、高いですよね。

そんな車を、現金一括払いで買える人って、日本中探してもほんの一握りだと思います。

実際に、日本自動車工業会によると、６～７割の人が車をローンで買っているんだそう。

つまり、ほとんどの人が、ローンを組んで買う前提。

ローンで買うのであれば、サブスクにした方が安上がりのケースが多いです。

下記は、TOYOTAのサブスクKINTOでヤリス（ヴィッツの後継車）の金額をシミュレーションしたものです⬇️

	サブスク 例：KINTO	ローン 例：金利5%均等60回払い
車両＋オプション代		1,535,300円
税金・諸費用 （自賠責・自動車税等）	（月額に含む）	339,440円
任意保険・メンテナンス ・車検2回	（月額に含む）	1,338,414円
分割払い手数料等	（月額に含む）	287,481円
7年後の下取り 参考価格		153,530円
7年間の支払総額	2,799,720円	3,347,105円
月々の支払	33,330円	初回：43,705円 ２回目以降：39,800円

選択する車や、任意保険の年齢設定、契約年数によって前後はあるものの、基本的には自動車ローンを組んで買う方が高くついています。

トヨタ・日産・ホンダのマイカーローン金利は4.9%前後なので、そちらでのシミュレーション結果。

ですが、銀行等の低金利なマイカーローンが使える人や、ディーラーが時折実施する特別低金利キャンペーンの時期に車を買える人は、総支払額の差は少し縮まると思います。

更に、車検やメンテナンスは自分で行うなど、上記の例より安くあげることは可能だと思います。

• 民間の車検場を使う
• オイル交換など自分で行う
• 保証の少ない任意保険で済ます

などなど。

ですが、それはそれで知識が必要ですし、リスクも伴う点だけはご了承くださいね。

というわけで、ローンで買う前提の人には、車のサブスクはおすすめです♪

月々の車にかかる費用を一定に保ちたい人

次に車のサブスクがおすすめな人は、車にかかる月々の費用を一定に保ちたい人。

そういう場合は、車に関わるほとんどの費用が毎月一定額の方が、家計管理がしやすいです。

ただし、燃料代と駐車場代は月額とは別になるので、その点だけご注意くださいね。

車検や点検など自分で維持管理する事が難しい人

自分で車を維持管理する事が難しい人にとっても、サブスクはおすすめです！

忙しい日々を送っていると、

• 車検のタイミング
• 法定点検のタイミング
• オイル交換のタイミング
• タイヤの減りチェック
• その他、車の調子

などなど、維持管理する事って難しいですよね。

多くのサブスク会社は、契約者とアプリで連携を取っています。

車を購入するのとは違い、いちいちディーラーから電話がかかってきたり、ハガキが届いたり、忙しい時に自分で対応しなくて済みます。

車の点検タイミングや調子の確認に加え、適正価格（費用の相場感）の知識がなくて不安な人も多いですよね。

そういう人にとっても、維持管理にかかる費用が月額に含まれていると安心♪

車のサブスクは、相性が良いと思います。

車のサブスクをおすすめしない人

ここまでは、車のサブスクがおすすめな人について解説してきました。

ですが、おすすめ出来ない人もいます。

ここからは、車のサブスクをおすすめしない人について解説していきますね。

大きく分けて、以下の５つのタイプの人には車のサブスクをおすすめしません。

まとまった現金を持っている人

解説の冒頭で、６～７割の人が車をローンで買っているとご紹介しました。

この残りの３～４割の人は、現金一括払いが出来る人という事。

そういう方々は、従来通り現金一括払いで車を購入すればよいと思います。

同じくKINTOの支払額シミュレーションで確認すると、

• KINTO：2,799,720円
• 現金一括払い：2,709,534円

と、やはり現金一括払いに軍配が上がります。

私は9万円は大きい額だと思います！

まとまった現金があるなら、敢えてサブスクでなくとも良いのではないでしょうか。

自分で車の維持管理をしたい人

車の維持管理に関する知識やこだわりがある人であれば、サブスクの恩恵は少ないと思います。

• サブスクの月額に手数料が入っているぐらいなら、自分でやる！
• 車を預ける業者は自分で選びたい！
• 業者が勧めるオイル・パーツではなく、自分で選びたい！

そう考えるならば、サブスクのサービスはお金の無駄遣いと感じるでしょうから、おすすめしません。

ただし、最近ではメンテナンス無しプランを設けているサブスクもあります。
この点だけが気になるようであれば、定額カルモくんやSOMPOで乗ーる を検討の余地あり◎

古くなった車にずっと乗り続けたい人

古い車に乗り続けるデメリットについては『車のサブスクのメリットデメリットを解説』の記事でご説明した通りですが。

それでも、〇年ごとに車を買い替えるのは嫌だ！と思っている人、いると思います。

そういう人には、契約満了時に車が自分のものにならないサブスクはおすすめしません。

ただし、最近では契約満了時に車がもらえるサブスクも出てきています。
この点だけが気になるようであれば、定額カルモくんやニコノリ などが対応しているので、検討の余地あり◎

バキバキに車をチューニングするなどカスタムを楽しみたい人

車の維持管理以上に、車を愛してカスタムを楽しみたい人にとっては、サブスクの制約は厳しいかもしれません。

多くのサブスクは、契約満了時に「原状復帰」で車を返却する必要があるので、大きな構造変更を伴うようなカスタムはNGなんです。

更に、ハードなサーキット走行やオフロード走行を禁止しているサブスクも多いです。

ですので、車の限界までトコトン楽しみ尽くしたい！というヘビーユーザーとは、サブスクは相性悪いです。

その域を越えて車のガチな楽しみ方をしたい人は、サブスクはおすすめしません。

車にあまり乗らない人

近場に買い物、とか、旅行の時だけ、という人にとっては、車を所有すること自体がメリットとならないケースも多いですよね。

車にあまり乗らない人なら、サブスクはおろか、ローン組んでまで車を所有する必要はないと思います。

このような方は、後述する「お得な乗り方」を参考にしてみてくださいね。

車のサブスクをおすすめしない人へ！車のお得な乗り方5選

車のサブスクをおすすめしない人には、せっかくなので代替案も提案させていただきますね！

現金一括購入

まずは、王道の現金一括購入。

これが出来る財力があるなら、サブスクではなくポンッと一括で買い切ってしまいましょう。

中古車を買う

そもそも、「中古車で十分！」とか、「新車は無理だけど、中古車なら現金一括で買えるかも！」と検討している人、それもアリだと思います◎

中古車のサブスクを提供している会社もありますが、基本的にサブスクは新車にこそ威力を発揮すると私は思っています。

中古車に乗りたい方なら、それで十分でしょう。

低金利なローン会社を探す、あるいはキャンペーン時期を狙う

上記のKINTOケースでは、金利が1.9%になってもサブスクの方が安く上がるというシミュレーションでした。

ですが、さらに条件の良い金利サービスや販売店のキャンペーンがあれば、あるいは安上がりかも知れません。

そちらを活用しましょう。

カーシェア

「あまり車に乗らない」ならば、カーシェアもおすすめ。

車が置いてあるステーションが自宅近くもあれば、自家用車を持っている並みに便利ですよ。

サブスク同様に月額制のところが多いので、このサービスが自分にフィットするか確認してみてくださいね。

ちなみに、アースカーなら月額がかかりません！↓

近くにステーションがあれば、儲けもんです◎

レンタカー

時々の遠出の時など、特定の時期にしか車に乗らないということであれば、カーシェアよりもレンタカーの方がコスパが良いです。

店舗まで出向いたり、借りたり返したり、という手間がありますので、本当に時々しか乗らない人にはおすすめです。

旅行などとセットで車に乗る人なら、全国の格安レンタカーを一括比較・検索予約できる【skyticketレンタカー】がおすすめ↓

このサイトは宿泊・食事・航空券なぢまるっと検索・予約できるので、とても便利ですよ！

車のサブスクをおすすめする人、しない人

ここまで、車のサブスクがオススメな人とそうでない人について解説してきました。

あらためて、おすすめする人を見てみましょう。

そして、おすすめしない人がこちら。

私のイチオシは安心のトヨタのサブスク、KINTOですよ⬇️

あなたは、どちらでしたか？

これからも、良いカーライフを送ってくださいね♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました！

またお会いしましょう、 音花 （ おとか ） でした☆