こんにちは、元自動車会社員の音花です。
当ブログでは、元自動車会社員の知識と経験を生かして、お得に車に乗る方法を解説しています。

車のサブスクが気になってるんだけど、デメリットもあるんだよね?



もちろん、メリットもデメリットも両方あるよ
従来通りに車を購入する方法に対し、どんなメリットやデメリットがあるのか?気になってる人も多いのではないでしょうか。
そこで、元自動車会社員の私”音花”が、車のサブスクのメリット・デメリットを解説します!
デメリットについては、解決するための方法もご紹介しますので、最後までお読みいただけると理解が深まると思いますよ♪
この記事で分かる事:
- 車のサブスクのメリット
- 車のサブスクのデメリットと解決法
「車に詳しくないけど、生活必需品として車に乗らなきゃいけない…!」という方々のご参考になれば幸いです☆
『車のサブスクとは?』については、下記の記事の方で詳しく説明していますので、併せてどうぞ⬇️


車のサブスクのメリット
まずメリットから。
車のサブスクには、大きく3つのメリットが挙げられます。
車のサブスクのメリット
- 初期費用が抑えらえる
- 車の維持管理がラクになる
- 新車に乗り換えやすくなる
1つずつ解説していきますね。
初期費用が抑えられる
車を購入する場合、
- 現金一括払い
- 頭金を入れてローンを組む
の2つが主な選択肢ですよね。



現金一括とか無理すぎる



うん、普通の人なら難しいよね
日本自動車工業会によると、6~7割の人が車をローンで買っているんだそう。
しかもローン利用者の割合が、年々増えている!
この記事を読んでいる人も、「②頭金を入れてローンを組む」を想定している人がほとんどなのではないでしょうか。
ですが、サブスクであれば、頭金が不要。
契約するその日から、設定された月額だけを支払えば、車を持てるようになるんです…!



え、ちょっと待って、初期費用って意味では0円ってこと?



うん!頭金は車の20~30%支払うのが相場だから、これは大きな違いだよね
ただし、駐車場は自分で用意して費用も支払う必要があるので、人によっては敷金・礼金など諸費用がかかるかもしれません。
なので、絶対に0円だとは言えませんが、
初期費用がめちゃくちゃ抑えられる!
点が、車のサブスクならではの最大のメリットと言えます。
車の維持管理が圧倒的にラクになる
サブスクの場合、月額に維持費も含まれている事は、『車のサブスクとは?』の記事で解説した通り。
車の為の出費が一定額なので、家計管理が明瞭でラクになるのが大きなメリットの1つです。
「今年車検だった😨お金ないヤバイ……」とならずに済むという訳です。
さらに、突然車が故障しても、その修理代も月額に含まれるため、想定外の痛い出費を心配しなくてOK〇



え、じゃ事故は?



事故に関しては保証外のサブスクが多いけど、契約内容にもよるから要確認だよ
サブスクサービスや契約プランによって、月額に含まれる範囲が違いますので、その辺りはまた別途ご紹介しますね!
ところで。
車の維持管理の難しさって、費用面だけではないですよね。
特に車とか機械に詳しくない人にとっては、車は未知なる鉄の物体すぎる…!



下手に触ると壊しそうだから怖いし



そういう人は、無理して触る必要もないよ!
購入した車だったら、自分でタイミングを考えて維持管理の手配をしないといけないし、何にいくらコストをかければよいのか、分からない事も多くて不安ですよね。
近所のカーショップ(オートバックスやイエローハットなど)に行こうにも、何をどう選んだらいいのか分からないし、
結局車検のタイミングまで維持管理せずに放置……って人も多いのでは?
ディーラーで車を購入した場合、営業さんがマメに点検等の連絡をくれる場合もありますが、



営業トークもあるから判断が難しいんだよねぇ



わかりみ……!
結局「じゃぁおまかせします」って言っちゃう
どうせお任せするなら、サブスク側にお任せした方が、営業トークに付き合わなくていいし、費用は月額にコミコミだし、安心感MAX!
サブスクの場合、
維持管理が圧倒的にラク!
になる事は、間違いないく大きなメリットの1つです。
新車に乗り換えやすい
サブスクは、契約期間を設定して契約します。
期間の設定は、サブスクによって違いますが、3年~9年契約が多いです。
この期間を満了した時、サブスクによって、次どうするか選択肢が多少違うのですが、、、
多くの場合、契約していた車を返却して、新しい車を再契約する事になります。
つまり、新車にまた初期費用0円で乗り換えられるという事です!!
購入した車の場合、新車に買い替えるためには
- 車を下取りしてもらう
- 中古車買い取り査定に出す
などの行動を起こさないといけません。



査定額の交渉とか、よほど気が強くないと難しいよね



難しいし、ぶっちゃけダルイ
人によっては、「新車である必要ないんだけど…」とお思いかもしれません。
ですが、新車には大きな大きなメリットがあるんです。
購入した車の場合、自腹で買い替えないといけないので、乗り換えのハードルがぐっとあがりますが、
車のサブスクの場合はその心配がありません。
初期費用をかけずに、最新の装備(機能)を手に入れた方が絶対にお得!
これも、車のサブスクならではの大きなメリットの1つです。
車のサブスク、ウィルス対策ソフトと考えると分かりやすい
ところでサブスクというと、パソコンで利用するソフトウェアのイメージが強い人も多いのではないでしょうか。



ウィルス対策ソフトとか、買い切りにしてほしいんだけど



まぁそう言わないで!ソフトの種類によってはサブスクの方が合理的だったりするんだよ
ウィルス対策をするには、定期的にソフトをアップデートしないといけないですよね。
ウィルスは刻一刻と進化していくので、その脅威に対抗するためには対策ソフト側も進化し続けないと、パソコンを守れないから。
しかし、きちんと進化させ続ける為には、企業側もお金をかけないといけない。
利用者側としても、アップデートしてない旧式では心もとないが、しょっちゅう最新ソフトを買うのは痛い……
だったら、ソフトを一括購入するのではなく、サブスク型にして、定期アップデートする仕組みは合理的。
企業側にも利用者側にもメリットがあると思うんです。



コロナもそうだけど、ウィルスは変異するもんね



PCウィルスは人為的なものだから、更に脅威だよ
その考え方と、車のサブスクは似ている所があります。
車には「車検」や「税金」といった、お金も時間もかかる維持管理、いわばアップデートが必要だからです。
車検対策でなくとも、安全で快適な運転の為のメンテナンスも必要です。



確かに、車を買い切ったとしても、そこで終わりじゃないんだよね



そう、常にお金と手間がかかるのが車だよね
前述の通り、新車に乗るメリットもあります。
こう考えてみると、サブスクという車の乗り方にもメリットがある事、分かりやすくないですか?
車のサブスクのデメリットと解決法
とはいえ、どんなサービスにもデメリットが付いてくるもの。
ここからは、車のサブスクのデメリットにフォーカスして解説していきます。
車のサブスクのデメリット
- 契約期間中は基本的に解約できない
- 毎月(毎年)の走行距離に制限がある
- 車の所有者はサブスク会社
- 大きなカスタマイズ(ドレスアップ・チューニング・改造)出来ない
- 残価精算が発生する場合あり
- 購入するより割高な場合もある
リストにすると、デメリットがたくさんあるように見えてしまいますが、1つ1つ解決策もご紹介しますね。
契約期間中は基本的に解約できない
車のサブスクが定額で乗れる理由、それはズバリ〇年契約という縛りがあるからです!



携帯電話やネット回線の契約とかでもあるよね、〇年間は解約できないとか



契約更新のタイミングじゃないと違約金とられたりね
車のサブスクも同じく、契約期間内に解約する事は、基本的に不可です。
でも、急にライフプランに変更があったり、支払えなくなったり、様々な事情で解約したいケースもありますよね。
その場合、違約金(解約金)がとられてしまいますので、デメリットになってしまいます。
毎月(毎年)の走行距離に制限がある
「車のサブスクには走行距離制限があるから、やめとけ!」という情報をお持ちの方もいるでしょう。
事実、ほとんどのサブスクに、走行距離の制限がかけられています。
サブスク会社にもよりますが、月間1,500km前後が多いです。
ですが、下記のデータをご覧ください。


『定額カルモくん』のアンケート調査によると、9割の人が月平均1,500km以下だそう。
しかも、過半数が月平均300km以下なんです!



日本人の平均で言うと月840kmだそうだよ



私は通勤を含めて月1,200kmくらいだから、むしろ多い方なんだね
なので、「制限がある」というとデメリットかもしれませんが、ほとんどの人にとって「毎月の走行距離制限」は日常の運転に影響のないデメリットではないということになります。



そうか、サブスク契約満了後の車の処理を考えているんだね



そう、中古車として売りさばくにせよ、サブスク再契約するにせよ、走行距離が一定数以下の車の方が査定額が高いからね
車を下取りや売却したことがある方ならご存じと思いますが、業者から車の走行距離を確認されますよね。
ご自分で中古車を購入したことがある方も、走行距離は必ずチェックする項目の1つかと思います。
つまり、車の安全品質を担保する重要な指標のひとつが、走行距離なんです!
なので、契約満了後は基本的に車がサブスク会社に返却となる車も、一定の価値をキープする為に、制限をかけているサブスクが多いんです。
車の所有者はサブスク会社
『車のサブスクとは?』の記事で、「サブスクはレンタカーやカーシェアと違い自分の車になる」と書きました。
ですが、厳密に言うと、車の所有者はサブスク会社側です。



え、じゃ、やっぱり借りてる車ってことだよね



でも車検証の「使用者」欄はは自分の名前が入るから、やっぱり借りてる車とはちょっと違う
車検証を見たことがある人ならご存じと思いますが、「所有者」と「利用者」の欄が分かれています。
この「所有者」欄が、サブスク会社側で、「利用者」が自分(契約者)になります。
ローンを組んで購入した車の「所有者」も自分ではありませんが、返済し終え得ると車は自分のものになります。
完済した事がある人はご存じと思いますが、ローン会社から譲渡証明書などの書類が届くので、「所有者」の名義を変更する手続きをするんです。



譲渡証明書?



「ローン完済してくれたので車の所有権をあなたに譲り渡しますよ」という書類のことだよ
ですが、サブスクの場合は、契約満了時に車は基本的に返却します。
なので、契約満了したとしても、「所有者」が自分の名前になることはありません。
大きなカスタマイズ(ドレスアップ・チューニング・改造)出来ない
契約中であっても満了したとしても、車はサブスク会社の所有物。
ということで制約がかかるのが、車のカスタマイズの幅。
多くのサブスクでは、契約満了時の車の返却は「原状復帰」を条件にしています。
なので、元に戻せなくなるような大きなカスタマイズは禁止。



公道を走れなくなるような違法改造ももちろん禁止だよ



もちろん私はそんなことしないよ
バキバキにチューニングしてサーキットでスポーツ走行をしたいようなドライバーさんにとっては、デメリットですね。
コメント